内装、外装工事
★内装
まず、物件が決まった時点で、図面とある程度のデザインを固めて保健所に相談しにいって下さい、絶対にです。いろいろ決まりごとがあるので、後からシマッタ!!とならないようにしておきましょう。(3、4回は通いました。)詳しくはこちらの東京都の営業許可施設基準をご覧下さい。あとは最寄の消防署にも図面を持って相談しに行って下さい。(業者さんの場合は業者さんがやってくれるはずです。)
業者さんに頼む場合は何社か見積りをとりましょう。内装費の相場は坪40~150万円程度です。中には35万円~の業者さんもあります。参考エアースタジオ
Fiveの場合は、もともと和食屋さんの居ぬき物件だったので、まず残すところと壊すところを分け、出来る限りあるものでまかないました。デザインは自分で行い塗装や壁剥がし、ベニヤ貼りなど、出来るところは自分達でやりました。
解体と電気、水道工事、フローリング貼りは内装業者さんにお願いしました。業者さんは家具や厨房機器のお店を巡っている時に声をかけて頂いたケアフルプラスの大須賀さんにお願いしました。中古厨房機器を扱うタウンキッチンセンターさんでいろいろ物色していたら気さくに声をかけて下さって、破格のお値段でやってくださいました。
家具などは全てテンポスバスターで購入しました。
業者さんに頼む場合でも、オペレーションしやすいように動線など確認しながら進めてくださいね。
見取り図
キッチン キッチンは前の和食屋さんの使っていたものを譲渡して頂き、かなりお得だったと思います。ゼロからこれぐらいの規模のキッチンを造ろうとすると数百万はかかります。
デシャップ デシャップの前にあったカウンターは取り外し、年季の入った厨房があまり見えないようにベニヤを貼って塗装。デシャップ前にカトラリーや取り皿を置いて、オープンしてお金が出来てからドリンク用の冷蔵庫を設置しました。
(看板猫だったマキシムが目立ってますがこの写真しかなくて・・・すみません)
バーカウンター
もともと有ったカウンターは形だけで流しなどは無かったので流し台を設置(ラッキーなことに冷蔵庫はありました)、カウンターはハシを切り落として幅を狭くし、作り棚、クローク等は全部塗装、バースツールは友人にカバーを作ってもらって再利用しました。レジと奥側にエスプッレソマシーンを設置、オープン後しばらく経ってから黒板や棚を増設したりしました。天井はぶち抜いて(キッチンとバー部分には天井がないと保健所の認可がおりないのでそこ以外)、石畳の床はフローリングを貼りました。
DJブース 奥側のテーブル席が有った場所にDJブースを設置、ブースは友人宅にあった本棚を貸してもらって、借り物なのにベニヤを貼って塗装。
(閉店後は友人宅にて現役で使用中!)
プロジェクターや機材は全て中古、ヤフオクやリサイクルショップで購入しました。
ホール
もともとあったお座敷は壊して壁はコンクリ打ちっぱなしのまま使用(ローコストで隠れ家的な感じが出て良かったと思います)、フローリングを貼り窓には友人達に作ってもらったカーテンを。
入口・トイレ 扉はベニアを貼って塗装し再利用、トイレの写真がもう残ってないので残念ですが、壁を白く塗って天井に友人からもらった布で幕を貼って、なんとかアレンジしました。
★外装
Fiveは路地裏の二階でかなり立地的には悪かったので、外装にはお金をかけたかったのですが、内装やら何やらで資金が無くて取りあえず階段の所に吊看板とビルの照明看板、置き看板を設置しました。 看板は業者さんに頼むとやたら高いので解体の時に出たお座敷の床の間の板(長さ3メーターのビッグサイズ)を利用しました。カッティングシートだけ紹介して頂いた文字入れ屋さんにお願いして作ってもらい、文字入れや取り付けなどは開業の相談に乗ってもらっていたGUDENの皆さんがやって下さいました。
テナントによっては看板使用料を払わないといけないところもあるので確認が必要です。オープン日当日にやっと取り付け完了、ホントギリギリでした。(外装の写真がこれしかないのでちゃんと撮っておけばよかったと後から後悔・・・)
★★完成!
ザットこんな感じで約一ヶ月かけて完成、お金がない分いろいろ大変でしたが、たくさんの方に助けていただき無事オープン日に間に合いました!
内装や外装は自分の頑張り次第で一番節約出来るところです。ただ体力気力がないと結構しんどい作業 なので資金に余裕のある方は飲食店舗の内装屋さんに頼んだほうがいいと思います。オープン当時は私も25才で体力があったので出来たことですが、今同じことをやれといわれたら自信ないです。
★お役立ち情報
IKEAのホームプランナー
いろいろイメージが沸きやすいのでお勧めです。
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