開業資金とランニングコストについて
★開業資金
まず、自分のやりたい規模のお店の必要経費を考えます。
Fiveの場合は居ぬき物件を前提にザッと見積もって600万円程必要で、自分の貯金では少し足りなくて利子の高くつく借り入れはしたく無かったので、足りない分は両親に頼み込んで借りました。何とかお金は工面出来、取りあえず一安心。銀行や国庫から借りる場合、事業計画書やらいろいろ申請が必要なので結構大変です、利子も付きますし、なるべく自己資金でまかなったほうがいいと思います。
こんな感じで初期運転資金分がかなり削られ、今だから言えますが、オープン日当日の私の口座には30万円ほどしか無かったのであります。良くオープン出来たなと、ほんと恐ろしい・・・
機材や家具は殆ど中古を購入、食器類もイイのが欲しかったのですがお金が出来てからイイのを買おうと腹をくくって100円ショップやテンポスバスターで揃えられる物は揃えました。オープニングパーティーは全部フリーで大盤振る舞いしたかったのですが、とてもじゃないですが無理でした。なのでエントレンス1000円1ドリンク軽食付きのDJイベントスタイルにして、ワンドリンク500円で販売。(皆で頑張って宣伝して200人呼びました)オープン日の売り上げでこの月は生き延びた感じです。
★ランニングコスト
あと絶対に計算しておかなければいけないのが、ランニングコストです。赤字になるかならないかの大事な数字なので物件が決まった段階で算出しておきましょう。
ランニングコストが分かったら、次に売り上げ目標をたてましょう、人間目標がないと前に進みません。
Fiveは28席、週休1日営業だったのでこんな感じ
あまりにハードル高くすると精神的にキツイので程々に・・・
さて実際の営業はというと最初の三ヶ月ぐらいは売り上げも悪く本気でマズイなと思いながら過ごしてました。取りあえず友人のイベントなどに遊びに行って皆で宣伝しまくって、近隣にチラシを配ったり。。。
三ヶ月過ぎたぐらいからご近所の常連さんも増え、口コミでイベントスペースを探している方なんかが利用してくださって、徐々に売り上げも上がって行き、かなり精神的に楽になりました。 さらに売り上げが良くなったのは、ぐるなびさんをやり始めてからです。貸切パーティーが増え月の売り上げの30%ぐらいは占めていました。二年目には売り上げも安定してスタッフの昇給とボーナスも年2回だせるぐらいになりました。最初の二年間は三人体制で二年目に一人スタッフが独立してから、アルバイトを早番、遅番一人づつ計四人体制で営業していました。
最後の三年目が一番良かったです、やはり開業してからしっかり軌道に乗るのは三年目ぐらいからと考えていたほうが良いでしょう。借り入れを考えている方はもっとかかるかもしれません、皆の頑張り次第です。
それと忘れてはいけないのが税金です。3年目からは前年度の売り上げ分の消費税も納めなくてはいけなくなるので頭に入れておいて下さい、結構取られます!(赤字の場合は大丈夫ですが・・・)
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